ゲームコンテスト 難易度☆☆☆

ゲームコンテスト 難易度☆☆☆

アルバイトやインターンと比べると、ゲームコンテストでの実績作りは明らかに難易度が上がります。
その分、実績としての価値は大きく、うまく活用できれば就職活動で大きなアドバンテージになります。


ゲームコンテストに参加するまでの道

コンテストに応募するには、まずゲームを完成させる必要があります。
これは個人開発で挑戦する場合もありますが、ここではチーム制作を前提にお話しします(個人開発は次の段で詳しく解説します)。

参加までのルートは人それぞれです。

  • 専門学校の授業でチーム制作を行う
  • 大学でゲーム制作サークルを立ち上げる
  • 社会人サークルや外部チームに参加する

いずれの場合も、完成まで持っていく体力と計画性が必要になります。


価値と難易度

ゲームコンテストは、アルバイトやインターン以上に確実にPR材料を作れる行動です。
しかし、実際に行動に移す人は驚くほど少ないのが現実です。

そして重要なのは、「ただ完成させればいい」ではないということ。
ブロック崩しや、書籍のチュートリアルをなぞっただけのゲームを出しても評価はされません。
一定以上の完成度や独自性を持ち、コンテストで評価されることが大事です。


受賞への戦略

企業に作品をアピールする際は、

  1. ゲーム作品そのもの
  2. コンテストでの受賞結果
  3. 面接で語れる制作エピソード
    この3点セットで初めて強力な武器になります。

そのために必要なのは「分析力」です。
根拠のない自信だけではなく、過去の受賞作を研究することが重要です。

  • コンテスト公式サイトで過去作を調査
  • 展示会や発表会があれば現地でプレイ
  • 作者と直接交流し、制作の裏話を聞く

これらを通して、評価されるゲームの傾向を掴みましょう。
歴史を学び、その延長線上でどう時代を進めるかを考えることは、商業ゲーム開発にも通じる視点です。


情報収集の重要性

遠方で会場に行けない場合も、SNSや動画配信、ゲーム系メディアで情報を探せます。
実際、多くの受賞作はネット上にプレイ映像や詳細が公開されています。
こうした情報を集め、トレンドや審査員の好みを把握することで、勝率は確実に上がります。

自分のやりたいことだけに没頭するのも悪くはありませんが、評価されるための視点を持って制作に臨む人は少数派です。
だからこそ、そこを押さえればリードできるはずです。


最後に

ゲームコンテストは時間も労力もかかりますが、その分得られるリターンも大きい挑戦です。
完成度の高い作品を武器に、受賞歴という名の勲章を手に入れましょう。
それはあなたの就活を強力に後押ししてくれます。


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👉 4章:職種別、実績作りの方法

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