プログラマー編

🎮 プログラマー編

ゲームプログラマーの幅はとても広いです。
就活の仕方も各社様々で、そのすべてをここで語り尽くすことはできません。
まずは「代表的な区分」をピックアップして紹介します。


🖥 ゲームプログラマー

様々なプログラミング言語を使い、実際にゲームの「遊び」を形にする職種です。
プレイヤーが操作したときの手触りや、画面上の動きをつくり上げます。

🛠 システムプログラマー

開発環境やツール、エンジンなどの仕組みを整備する裏方的な存在。
「仲間がゲームを作りやすい環境」を支える職種です。

🌐 サーバープログラマー

ゲームサーバの構築や運用を担い、データの保存・処理・通信を支えます。
マルチプレイやランキングなど、オンラインの裏側を動かしているのはこの人たちです。


✨ どうやって実績を作る?

応募の基本は「自作のプログラム作品」と、その説明文をセットで提出することです。
評価されるポイントは以下のように整理できます。

  • 完成度
    ゲーム作品なら最後まで遊べる形になっているか?
    技術デモやツールなら成果が見えるか?
  • 個性・こだわり
    自分らしさや工夫、調べた跡があるか?
    新しい仕組みに挑戦した痕跡があるか?
  • ユーザー視点の配慮
    操作説明やチュートリアルはあるか?
    UIや演出はわかりやすいか?
  • 作り込みの質
    細部まで丁寧に作られているか?
    必要に応じて「エディット機能」や「遊びの幅」も加えられているか?

🎯 忘れてはいけない視点

あなたは「何のためにゲームを作るのか?」
そうです、就活のためです。

作りたいモノが先にあって、その延長で評価項目を満たす…ではありません。
就活の評価軸を意識した作品づくりをしてください。


⚡ フックを意識せよ

ここで大事な現実を伝えます。
大手企業になればなるほど、作品は実際にプレイされにくいです。

エントリーが何百とあったとき、すべて遊んでいる時間はありません。
そのため、多くは 添付動画とソースコード で判断されます。

つまり大事なのは、一瞬で伝わるフック(ヒキ) です。

  • 動画で「おっ!」と感じてもらえる仕掛けがあるか
  • 技術の面白さが直感的に伝わるか

これが作品の強さを大きく左右します。
もちろん技術が前提ですが、そのうえで「短時間で伝わる魅力」が必要なのです。


💡 例:フックの考え方

たとえば有名な「パックマン」を題材に、パックマンの目線で逃げる3Dゲームを作ったらどうでしょう?
誰もが知っているルールをベースに、ユニークな発想を加えることで「どんな体験になるんだろう?」と想像させられます。

これは一例ですが、既存ルールに新しい視点を掛け合わせる発想は、フックづくりのヒントになります。


🚀 キャリアの入り口

  • 応募は「履歴書・エントリーシート+作品(動画やソースコード)」が基本
  • 大学研究成果などを評価するルートも存在
  • 入社後は配属先で研修・実地を通してスキルを伸ばす

プログラマーは評価軸が明確なので、ステップアップ感や成長実感を得やすい職種です。
給与水準も全職種の中で比較的高く、努力が結果に直結します。


🔗 他の職種について


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👉5章:応募前に知るべきこと