大学生の方へ
「ゲームクリエイターになりたいけど、今の自分でなれるのかな?」
そんな気持ちでこのページにたどり着いた方も多いかもしれません。
大学生という時期は、とにかく選択肢が広く、その分だけ不安も多い時期です。
- 文系だけどゲーム業界に行けるの?
- 専門スキルがないけど間に合う?
- そもそもどう動けばいいの?
このページでは、そんなあなたのために
「大学生からゲーム業界を目指すために考えるべきこと」
を順を追ってお伝えしていきます。
🎯 あなたの“今”と向き合ってみよう
大学生と一言でいっても、状況は人それぞれです。
- 1年生でまだ余裕がある人
- 3年生で就活を意識し始めた人
- 理系で専門性がある人
- 文系でゲーム業界は遠いと思っている人
どの立場であっても、“自分の現実”から目を逸らさないことが大切です。
✅ 専門に近い分野なら有利なケースも
🧑💻 理工系・情報系のあなたへ
プログラミング経験があるなら、エンジニア職は就職しやすい傾向にあります。
👉 3章:戦略とアクション を読んだ上で、
👉 4章:実績作りの方法|プログラマー編 に進みましょう。
🎨 美術・芸術系のあなたへ
デッサンやデザインの下地があるなら、ポートフォリオの質で勝負できます。
👉 4章:実績作りの方法|デザイナー編 を参考に、自分の作品を形にしていきましょう。
🤔 専門じゃない人こそ「考え方」と「戦略」が大事
文系理系問わず、今から技術を学ぶ必要がある場合。
時間は有限で、やみくもに動いても成果につながらないかもしれません。
でも、大丈夫です。
🔍 大切なのは「夢」と「現実」のバランスを取ること
- 今の自分の立ち位置
- 残された時間
- モチベーションやお金の問題
- 本当にやりたいこと
こういった“現実”をきちんと整理することで、次の一手が見えてきます。
📘 私自身の話を少しだけ
私は大学を1年で中退し、専門学校に1年通ってゲームプランナーになりました。
実質半年でスキルとポートフォリオを整えたので、かなり無謀な挑戦だったと思います。
家計の事情で時間もお金もなかった。
でも「この道しかない」と決めて、走り抜けました。
ただし、これはかなりのレアケースです。
しかも「弁が立つ」「ゲームに詳しい」など、元から下地があったから成立した道でもあります。
なので無理に真似する必要はありません。
あなたに合ったルートを探しましょう。
🎁 大学生である今こそ、できることがある
大学生には、専門学校生や社会人にない 2つの武器 があります。
1. 幅広い交友関係
- 多様な価値観と出会える
- 思いもよらない発想や出会いがある
- 世の中への視野が広がる
この「幅広さ」こそが、ゲーム開発において 企画力・提案力・説得力 に直結します。
事実、大手ゲーム会社ほど**「ゲームがうまい」や「ゲームが好き」だけでは採用されにくい傾向**にあります。
たとえば任天堂では、新卒採用において「ゲーム開発スキル」だけでなく、
「一般的な社会性」「多角的な視点」「他者と協働できる基礎能力」などが強く評価されます。実際に合格者の多くは、ゲーム専門校出身者ではなく、大学や大学院出身の方が大半です。
つまり、大学生活で築ける人間関係や広い視野は、
後からは得づらい“資産”であり、任天堂クラスの企業でも強く武器になるということです。
「好きなことだけに没頭する時間」と同じくらい、
「世界を広げる時間」が、将来のあなたの発想力を育ててくれるのです。
2. 時間の自由
- 仲間とじっくりゲームを作る時間がある
- バイトで社会経験を積む余裕がある
- やりたいことに思い切りチャレンジできる
社会人になれば、やろうとしても時間を合わせるだけで一苦労です。
今この瞬間の自由は、思っている以上に貴重なリソースです。
大学生のうちにゲーム制作サークルやハッカソンに参加したり、
学内の仲間と小さなプロジェクトを立ち上げたり。そういった「今しかできない経験」が、履歴書以上の価値になることもあります。
🎮 あなたの時間と環境は、可能性の宝庫です
ぜひ、「大学の価値は学歴だけじゃない」ということを覚えておいてください。
今いる場所を 活かすも殺すも、自分次第です。
そして、ここからは
「じゃあ、自分はどう動けばいい?」
という戦略とアクションの話に移りましょう。
ですが、ここまで触れていなかった職業の話をすべきですね
次の段で興味ある職業をご確認ください。
📚 職種別の難易度とキャリアパスを確認
- 👉 プロデューサー(ビジネス職)の難易度とキャリア
- 👉 プランナーの難易度とキャリア
- 👉 デザイナーの難易度とキャリア
- 👉 プログラマーの難易度とキャリア
- 👉 シナリオライターの難易度とキャリア
- 👉 サウンドクリエイターの難易度とキャリア
▶ 次に進むべきは?
目指したい職業や方向性が定まったら、次は「採用側の視点」や「自分が起こすべきアクション」について学びましょう。