🎓 専門学生の方へ
あなたが今このページを開いているということは、
すでに「ゲームクリエイターになる」という夢に対して一歩踏み出している状態かと思います。
しかし同時に、こんな不安も抱えていませんか?
- 本当にこのまま就職できるのか?
- 専門学校に通っていれば大丈夫なのか?
- 他の人と比べて何か足りない気がする…
または、これから専門学校を検討している方もいるかもしれません。
私は元・専門学生であり、今は現役のゲームクリエイターとして、
専門学校で講演を行っていた立場です。
そんな私の目線から、リアルな専門学校の実態とアドバイスをお届けします。
✅ 専門学校の「本当の姿」
まず正直にお伝えします。
- 良い点:ゲーム業界への就職ルートとして、もっとも近道である
- 悪い点:その環境に甘えると、普通に就職できない
🎮 専門学校は「就職補助」の場所であり、魔法の場所ではありません。
私自身、独学で勉強ができるタイプではありませんでした。
高校の定期テスト前でさえ、ゲームばかりしていたタイプです。
そんな私にとって、授業で強制的にスキルを学ばせてくれる専門学校の存在は本当にありがたいものでした。
⚠ 就職率100%の罠に注意
専門学校のパンフレットや説明会でよく目にする「就職率100%」。
これは**“ゲーム業界への”就職率ではない**場合も多く、
IT企業やアルバイト内定まで含まれているケースもあります。
今は時代の変化と共に変わっているかもしれませんが、恐らく変わっていないんじゃないかと思います。
💥 環境に甘えず、差を埋める努力を
思い出してください。
同じ授業を受けても、テストの点数は人それぞれだったはずです。
専門学校も同じです。
誰よりも吸収し、誰よりも伸びる努力をした人が、現実的にゲーム業界へ近づけます。
今、もし「隣の友人が自分の足を引っ張っているかも…?」と思うなら、
あなたはすでに“受験モード”に入っている証拠です。
専門学校に入った瞬間から、受験は始まっています。
「遊ぼうぜ!」と誘ってくる仲間に流されず、自分の未来を優先する勇気を持ちましょう。
🧱 専門学生の“弱点”とその克服法
専門学生の最大の弱点は、「大学生活で得られるものを得られていないこと」です。
大学生活で得られるもの
- 幅広い交友関係
- 多様な価値観との出会い
- 社会的な視野の広がり
- 一般教養の習得
🎮 企画力・提案力・説得力は、ゲームスキルだけでは生まれません。
様々な人との関わりが“引き出しの多さ”として活きてきます。
特に任天堂のような大手企業では、
「ゲームが好き・うまい」だけでなく、
- 社会性
- 多角的な視点
- 他者と協働する力
といった“基礎能力”を重視しています。
実際に合格者の多くは、専門学生ではなく大学や大学院出身者です。
💡 どう克服する?
大学生が多いアルバイト先に飛び込んでみたり、
大学のサークルに所属してみるのもひとつの方法です。
ただし、「甘い誘惑」に流されないように注意。
目的意識を持って動けるなら、最強の専門学生になれます。
🏁 最後に
専門学生という道は、ゲームクリエイターを目指す上で最も恵まれた環境です。
- 授業がある
- 仲間がいる
- 就職サポートもある
これだけ揃っていて結果が出ないとすれば、
それは努力の量と質が足りていないだけ。
自分の選んだ道を、自分の力で正解に変えていきましょう。
厳しいことも言いましたが、本当に恵まれた環境にいます。
あとはやり切るだけです。がんばって!
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今のあなたに必要なのは、「何をすれば就職・転職に近づくか?」の戦略です。
次は「3章:戦略とアクション」を読み、あなたに合った行動を見つけましょう。