都市伝説解体センター

『都市伝説解体センター』は、墓場文庫が開発し、集英社ゲームズが発売したミステリーアドベンチャーゲーム。プレイヤーは様々な都市伝説を調査する機関「都市伝説解体センター」の調査員として、都市伝説絡みの依頼を調査・究明していくことを目指す。

ということで、ゲーム業界人なら知らない人はいないであろう「都市伝説解体センター」について書き連ねていこうと思います。
ゲームはミステリーアドベンチャーということで

このような画面で、色々場所んに散らばる情報を集めながら、事件解決を目指すゲーム性になっています。

怪異・都市伝説を取り入れていて、特殊なメガネをかけることで情報の残滓が見えて、それで事件を解決に向かわせます。

SNS調査という要素もあり、これはインディーならではの表現だなぁと感心させられました。

簡単な話はこれくらいにして

業界人・いや特定の人なら思うこととして

なんでこんな売れてるの?話題になってるの??

ここに触れておく必要があるでしょう。

発売から10日で10万本、現時点で30万本売れていることが公式から公表されています。

家庭用ゲームでも超大手のタイトルを除けば「100万本」というのは簡単に行く数字ではありません。

こちらを見てわかると思いますが、Swich2という前提はあれど、ドンキーコングバナンザすら30万本行ってないんです。

じゃあ改めて「なんでこんな売れたの?」って話ですが、色んな要因はあります。

プロモーションのうまさ

ゲームの面白さについては後程触れるが、これが1番だと思う。

事前告知、SNSの活用、値段設定(セールだと2000円以下)、集英社ゲームズ第一弾という期待値

あとは前身となる「和階堂真の事件簿」ののUXをそのまま採用したこと。

これらすべてが複合した結果がここまでのプロモーションとして功を奏したと分析する。

ゲームから伝わる「丁寧さ」

ベースが前身からあるとはいえ、非常に「チープじゃない」作りとなっている。

ドットという題材選定もあり、インディー特有の「フリー素材使ってますね」感は全く感じられず、そこがとても良いし、ウケている部分だと思った。

逆にここが透けると、家庭用ゲームとしてすごくいい!みたいな口コミにも繋がらず、ファンゲーになるとも。

ファンゲーにならず、IPとして今後戦える水準に行けたのはここが大きいと分析する。

飽きにくい作り

飽きにくいのか、盛り上げが上手いのか、どちらで認識するかはさておき
緩急の作りがとてもお上手。

非常に遊びやすく、1つのテーマ・章毎がテンポよく進むので
事件解決→次の事件発生→真相判明
みたいな流れが美しい。

ここは開発者コラムでも意識してデザインしたとは書かれていました。

正直な話をする

私はアドベンチャーゲーム、過去1000ディスク持っていたほどの重度のアドベンチャラー()だ。

その視点から言うと、都市伝説開発センターにハマってくれる人なら、これも好きだから是非やってくれ!!!

と言いたくなるタイトルは同時にめっちゃ浮かんだ。

でも、同時に「現代最適化」これに特化出来たからこそ、令和にウケるゲームに昇華出来たんだと思う。

そういう意味では非常に分析しがいのあるタイトルで、今この時代に触れておくべきゲームともいえる。ぜひやってほしい。

プレイ時間

10時間弱でクリア
価格も安いですし、SteamだけでなくSwichでも遊べる。

寝る前の隙間時間でちょっとずつ進めて、気がつけばクリアできるのでオススメ。

おしまい

ゲームクリエイターとして、素直に学ぶべきモノが多いゲームだった!素晴らしい!

次回作も出るのかな。このまま終わるとは思えないので、シリーズ化されると嬉しいですね。

良ければブックマーク登録してくれると嬉しいです!
ではでは。

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